ぎっくり腰の予防法 まとめ
ぎっくり腰にならないために
ぎっくり腰になる直前は、多くの場合、腰の筋肉に疲労が溜まって固まっています。そのため予防法は疲労を溜めないようにして、柔らかい状態を維持すること。
とはいえ、日常生活で疲れはたまるものですから、日々のメンテナンスが大切です。具体的には、温める、ストレッチ、運動、栄養の充実などが確実な方法です。
温める
お風呂は湯船に浸かり、しっかり温まる。腰に疲れを感じたらホッカイロを貼っておきます。
ストレッチ
ストレッチは気持ちいい程度のよ強さで。ぐいぐいと力ずくで伸ばすのは逆効果です。
運動
冬は汗をかくと風邪をひきやすくなりますので、軽い運動にとどめます。
栄養
また、筋肉のコリは乳酸がたまった状態ですから、甘いものを控え、ビタミンB、鉄、マグネシウムなどの栄養素を十分に摂ると、乳酸の蓄積を防ぐことができます。
ぎっくり腰になってしまったら…
ぎっくり腰はちょっとしたことがきっかけで発症するため、なかなか完全には防げません。
ギクッとなってしまったらまず、楽な姿勢で安静が基本です。ごく軽度であれば、半日安静にして落ち着くこともあります。
動けないほどひどい場合は、強い痛みが引くまで数日は安静に過ごしてください。
炎症の強い時期が終わり、痛みが鈍痛になってきたら、少しずつ動かして筋肉のこわばりを弛めていきます。
一般的に炎症は冷やす人が多いようですが、実際は温めたほうが早く治ります。
鍼灸でも基本はあたためる治療をします。治療で治るプロセスが促進され、短期間で経過すると考えてください
【はりきゅう丙辰堂便り1月号 2023.1 『特集 ぎっくり腰』より】