気を下げるツボ 大敦(だいとん)

- update更新日 : 2022年09月24日
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大敦 ツボ

気を下げる

現代人は目や頭ばかり使い、身体を使わない傾向があります。そのような状態が続くと、気が頭にばかり集まって、のぼせたようになります。

こうなると首や肩が凝り、夜は深く眠れなくなりますから、疲れも取れず、落ち着かず、嫌な気持ちが続きます。

気の観点から「気逆」と呼びますが、頭にばかり気が集まっている状態です。

気はお腹から下に鎮まっているのが正常で、お腹や足もとに気が下りてくると、気持ちもスッと落ち着き、ニュートラルな状態に戻ります。

気が下がる 女性

軽い気逆であれば、目や頭を休めれば治りますが、ひどい場合は、頭を休めると同時に、足腰をしっかり使い、気を下に降ろさなければいけません。

歩く、走る、肉体労働、掃除…など、身体をしっかり使い、目を酷使せず頭をぽかんとさせていると、気は頭から降りてきます。

今回ご紹介するツボ『大敦』は、気を下げるツボ。

足の親指の、人差し指側の爪際にあります。爪の側面のラインと底辺のラインが交わった角のところに、ピンポイントでツボをとります。

大敦 ツボ

刺激には先の丸いヘアピンがおすすめ。10秒程しっかりと、ツーンと痛む強さで押しながら、肩の力を抜くようにゆっくりと深呼吸してください。

大敦 ツボ押し

ちなみにこのツボは「二日酔い」に効くツボでもあるそうです。二日酔いで気持ちが悪いとき、是非試してみて下さいね。

院長のちょこっと裏話

院長 イラスト

爪の際にあるツボは井穴(せいけつ)と呼ばれ、身体に溜まった邪気を抜く働きがあります。肝臓につながる経絡(肝経)の井穴である『大敦』は、滞っている邪気を抜き、のぼせやイライラを解消して気分をすっきりさせてくれます。

ちなみにツボにも五行があって、大敦は木(もく)の五行です。

木の季節(春)に木の内臓(肝臓)の不調を整えるため、木の経絡(肝経)のの木のツボを使う。鍼灸師がツボを選ぶとき、こんなことを考えています。

【はりきゅう丙辰堂便り3月号 2022.3 『今月のツボ』より 一部編集】