身体の歪みとメンテナンス

子どもを抱っこする母親

小さな歪み

半月ほど前のこと、妻がマンションの非常階段で転んでしまいました。胸に子供を抱っこしてたので受け身を取れず、背中側からすべって5段くらいずり落ちたそうです。(幸い子供は無事でした)

見たところ、どこかを打撲した、という感じでもなかったのですが、翌日の朝になって腰から背中を伝って頭まで痛くなってきました。衝撃をうまく受け流すことが出来なかったのでしょう。

シコリへの処置

妻が症状を訴えたのは開院前の準備中で、時間がなかったので、応急処置として後頭部の風池というツボに鍼を置いたまま、腰椎1番の両側にお灸をしました。

ざっと見たところ、腰(というか背中)のその部分だけが硬くなり、コリコリとしたシコリがあった。新しそうなシコリでしたから、階段から滑り落ちた時の衝撃がそこに集中したのだと思いました。

緊張したところを弛めるだけ、所要時間5分ほどの簡単な施術でしたが、お灸の熱が透ると同時に背中の緊張が弛んで、辛さが半減したとのこと。結局、そのまま良くなってしまったようです。こういうとき、鍼灸って便利だなと実感します。

歪みとメンテナンス

このような日常のちょっとしたトラブルがきっかけで、筋肉や周辺組織に緊張が生じることがあります。自然と治ればよいのですが、それが元となって体調を崩すことも少なからずあるようです。小さな歪みから、身体を支える筋肉の協調が崩れて、コリや痛み、頭痛などの不快な症状がでることは少なくありません。

異常が胸郭の周りに生じると、呼吸が浅くなることもあります。そういった変調の多くは筋肉などの硬さとして現れますが、基本的には弛めれば解消されます。

当院のクライアントの何割かは定期的なメンテナンスが目的ですが、『鍼灸でメンテナンスする』というとき、このようなちょっとした歪みを見つけて弛め、解消していることが多いのです。