腰痛の鍼灸治療
日本人の多くが、慢性的な腰痛に悩んでいると言われ、腰痛を一度も経験しことのない人は少ないかもしれません。
以前は、腰痛と言えばヘルニアが原因だとされ、積極的に手術が行われてきました。しかし最近は多くの場合で手術は必要ないと考えられています。
現在の腰痛治療は手術ではなく、コルセットや腰痛バンドを使った保存療法や、周囲の筋肉を強化する運動療法が主流になってきています。
鍼灸の即効性
鍼灸は腰痛の治療を得意としています。当院でも来院する患者さんの約4割が腰痛であり、ほとんどの方が改善しています。
長年続いた腰痛を完治させるには、ある程度の期間通院していただく必要がありますが、日常生活に支障がない程度に軽減することでしたら、数回の施術で可能な場合も少なくありません。(※個人差があります)
鍼灸による腰痛治療
鍼灸で腰痛を治療する場合、基本的には腰部の硬くなった筋肉を弛めることから始めます。カチカチに凝り固まった筋肉を弛め、血流を促し、温めることで疲労が抜けるだけでなく、炎症なども治りやすくなります。
腰痛の多くは、何らかの原因で腰の筋肉に偏り疲労が発生し、それが限界に達した時に痛みだします。急に発生するぎっくり腰なども、痛みが出る前に長期に及ぶ疲労の蓄積があります。
同じことがヘルニアや、腰の骨の変形が原因で発生している腰痛にも当てはまるため、まずは筋肉の緊張を弛めて柔軟性を取り戻すことで痛みが緩和され、治りやすくなります。
なぜなら、弱った腰椎を守ろうとして周囲の筋肉や組織に余計な緊張が発生し、それが痛みの原因になっているからです。
腎臓の弱りと腰痛
東洋医学的に見ると、腰は腎臓と関連が深い場所です。腎臓に生まれ持った生命力「先天の精」が宿っていますが、加齢、過度な疲労などにより「先天の精」が消耗すると、それも腰痛の原因となります。
そのため鍼灸では腰痛を、腎臓を強くすることも考えながら治療し、痛みの改善と同時に老化を防ぎ、生命力を高める効果も期待できます。
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