冷えによる背中の痛み

肩の痛い男性

冷房の影響で背中が痛くなった男性

藤沢市善行にお住いの、50代男性の症例です。

この方は事務職で一日中パソコン作業を行っていますが、左の肩甲骨から肩、手にかけての強い痛みとしびれを訴えて来院しました。夏の間、職場の席が冷房の風の直接当たるところだったことが原因じゃないかと話していました。来院した時期は年末でしたが、秋ごろからずっと痛みに悩んでいたそうです。

深く入り込んだ冷えは温めても抜けない

お体を確認すると、確かに肩甲間部に強いこわばりがありました。お風呂などで温めると、症状は幾分楽になるそうです。痛みは重苦しい鈍痛で、しびれを伴っていました。おそらく、本人のおっしゃるように冷房で冷えたのでしょう。

冷えは、あまり深く入り込まれると自然に抜けなくなってしまうことがあります。軽い冷えならお風呂で温めたり、カイロを貼って治すことができますが、あまり進行してしまうと、本格的な鍼灸治療が必要となります。男性には、症状の出ている肩甲骨から腕にかけて鍼治療を行い、筋肉の強いこわばりをほぐしました。それだけで症状は軽減しましたが、そのあと、お灸でじっくり温める治療を行ったところ、1度の施術で8割方の症状が改善しました。

冷えは万病のもと

1週間後に再度来院された時は少し症状が戻っていましたが、辛さは半減しています。このあと週に一度のペースで、3回ほど同じような治療を行い、完治しました。冷えは万病のもとと言われますが、寒い冬だけでなく、今の時代は夏場の冷えも注意が必要です。夏は身体が暑い気候に適応して、体熱を発散しやすくなっています。毛穴が開き、汗が出るような生理状態になっているので、むしろ冬場よりも冷えやすいのです。

冷えの解消は鍼灸が最も得意とするところです。単純に冷えが原因のこのような症状は、深い筋肉のこわばりを解いて、お灸でじっくりと温めることで比較的容易に改善します。この男性は、1年後にメンテナンス目的で再来院されましたが、その後は症状の再発がなかったそうです。