不眠症の鍼灸治療

眠る女性

不眠症3つのタイプ

寝つきが悪い、熟睡できない、夜中に目が覚めてしまうなど、睡眠に関する悩みを抱えている方は多いです。鍼灸は不眠症にも効果がありますが、体質や症状によって治療法や対処法が違ってきます。

不眠には大きく分けて3つのタイプがあります。

1、寝つきが悪いタイプ

1つ目は「入眠障害(にゅうみんしょうがい)」と呼ばれる、なかなか寝付けないタイプの不眠症です。入眠障害は過度な緊張が続いているなど、自律神経の不調によるものが多いです。

このタイプの不眠症には、まずは首肩、背中などをしっかり緩める治療を繰り返し行います。初回の治療の後『家に帰ってからすぐに眠くなって、そのまま朝まで寝てしまった』という患者さんは少なくありませんが、鍼灸は凝り固まった身体を深いところから緩めることができるので、緊張や自律神経の不調から起こる不眠症にとても効果があるのです。

2、眠りが浅いタイプ

次に、眠りが浅い、夢ばかり見て疲れが取れない、夜中に何度も目が覚めてしまうといった症状があります。これは、貧血傾向のある人に起こりやすい症状です。

東洋医学で肝虚(肝臓が疲れた状態)といいますが、過労やストレスで血液の栄養成分を消耗すると頭の緊張が収まらなくなり、あれこれ考えてしまったりして眠れなくなります。

この場合、首や肩を緩めると同時に、肝臓の力を高めるツボを使うとよく眠れるようになります。東洋医学的に肝臓が疲れて起きる症状とされ、。肝臓を回復させるような鍼灸治療の他、栄養のある食事、生活習慣の改善によって治療することができます。

3、明け方に目が覚めてしまうタイプ

不眠症3つ目のタイプは、寝つきは良いが明け方に目が覚めてしまい、そのまま眠れなくなるタイプです。これは60歳以上の方に多い症状です。東洋医学的に、腎虚(じんきょ)と呼ばれ、腎臓が疲れてくることで起こる症状です。一種の老化現象とも考えられています。

このタイプの不眠症には、腎臓を強くするツボを使って治療を行います。腎虚とは、簡単に言うと体力が低下した状態です。治療の他に十分な栄養を摂り、じっくりと体力を高めることで徐々に改善していきます。生活環境や習慣の中に、特に体力を消耗させるようなことがあれば見直す必要があるでしょう。

日中に疲れを感じているか

 

どのタイプであっても、日中に疲れや眠気を感じなければ心配することはありません。睡眠時間は必ず何時間取らなければいけない、というものではなく、個人差が大きいものです。比較的に短い睡眠時間でも精力的に活動し、健康を維持している人はいます。とはいえ、一般的には7時間前後の睡眠が必要だと言われています。

多くの方は、寝つきが悪かったり眠りが浅かったりすると、日中に疲れを感じます。疲れているのに夜になると眠ることができないという悪循環を断ち切るには、過度な緊張を緩め、自律神経の働きを整える鍼灸が有効です。

実際に腰痛や肩こりなどの症状や、定期的なメンテナンスで通院されている方の中には、いつの間にか寝つきが良くなり、朝まで熟睡できるようになったという方が少なくありません。

過度な緊張を緩める

不眠症の方の多くは、頭、首や肩、背中に強い緊張があります。特に頭の筋肉に強い緊張がある場合は、治療によって緩めてあげる必要があるでしょう。このような緊張が強いほど、鍼灸による改善効果がはっきりと出る傾向があります。

また、自律神経の不調による不眠症は、定期的な全身治療によって自律神経の働きを整えることで自然と改善してきます。特に首肩に強いコリがあると自律神経が緊張型に偏ってしまい、休息モードに入りにくくなってしまいます。ですから、自律神経を整えるためにも、首や肩、背中の緊張をしっかりと弛める必要があります。

当院では鍼とお灸による治療の他に、呼吸法、栄養療法、入浴法など、その方の体質に合わせた改善のアドバイスをおこなっています。睡眠に関する悩みのある方は、お気軽にご相談ください。

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