円形脱毛症の鍼灸治療

脱毛の女性

円形脱毛症に効果のある鍼灸

円形脱毛症の鍼灸治療は効果があります。基本的には局所(症状の出ているところ)に鍼をした後、さらにお灸をすえることで血行を促進し、毛母細胞の働きを高めることで治していきます。

鍼の刺し方やお灸のすえ方はその方の体質に合わせて加減・調整しますが、施術によって頭皮の血流が改善し、しばらくしてから毛が生えてきます。はじめは産毛のようなものが生えてきて、やがでしっかりした髪の毛が生えてくる。いままで十数人の患者さんに施術をしましたが、約7割の方に明確な効果がありました。

全身的に治療することで効果が高まる

当院での円形脱毛症の治療は、上記の局所的な治療と同時に、体質に合わせた全身治療を行っています。手足や背中などのツボを適切に刺激することで内臓や自律神経の働きを高め、頭皮への血流と栄養の供給量が増えます。頭皮や頭髪を生やす細胞も血液から栄養を供給されていますから、自律神経などを介して全身の健康状態の影響を受けます。そのため脱毛の起きている局所だけでなく全身的な調整をすることが重要なのです。これによって局所だけを治療した場合よりも治癒率を高めることができます。

胃腸の機能を高める

また、胃腸の弱い人では栄養素の消化吸収に影響が出ますので、重点的に胃腸機能の改善を行います。胃が弱い人はタンパク質の消化吸収が上手くできず、自覚せずにタンパク質不足になっていることが多いのです。髪の毛の主成分はタンパク質であり、生命維持に直ちに重要な部分ではありませんから、タンパク質不足の初期症状として気が薄くなってしまったり、局所的に抜けてしまうことも少なくありません。

タンパク質不足と脱毛

円形脱毛症とタンパク質の関係は、単に頭髪の材料がタンパク質だからだけではありません。タンパク質不足により全身的な代謝が低下し、皮膚など末端の血液循環が悪化することとも関係しています。末端の血液循環が滞ると、頭皮ではまだらに血流の悪いところが出現してきます。そして、髪の毛を維持する栄養を得られないほど血流が悪化すると、脱毛の原因となってしまうのです。

基礎代謝の低下と、それにともなう血流の悪化が直接の原因の場合は、その部分の血流を改善すると同時に、全身的な代謝を高める必要があります。その時に、栄養の消化吸収を司る胃腸の働きが重要となってきます。

再発を防ぐために

円形脱毛症というのは局所的な症状ですが、 局所の症状の改善のためにも、全身状態が良いに越したことはありません。また、全身状態が良くならなければ一時症状が改善しても、また再発してしまう可能性があるでしょう。そのため、髪の毛が生えてくることを促すと同時に、その方に合わせた全身調整や、体質改善のための治療が必要です。全身的に整えていくことで治りやすくなるだけでなく、再発を防ぐこともできるのです。

(※効果には個人差があります。また通常、一定期間の通院が必要となります。)